「歯の外傷」について|みやもと子ども歯科|愛媛県松山市の歯医者・歯科

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「歯の外傷」について
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9~10ヶ月の赤ちゃんは、つかまり立ちや伝い歩きを始め、目が離せない時期です。この時期に、小児歯科の院長の立場から親御さまに知っておいていただきたい『歯の外傷』についてお話しします。

「歯の外傷」について

1歳にもなると伝い歩きが始まり、周囲への好奇心が強くなるにつれ行動範囲が広がります。しかし運動機能は未熟で、どうしても転倒することが多く、時には歯をぶつけてしまうこともあります。1〜3歳は「歯の外傷」の好発年齢です。ケガをしないにこしたことはないのですが、歯をぶつけてしまった時の親御さまの対応を中心にお話しします。

(1) 歯をケガするとどうなるの?


歯が抜けたり、折れてしまったりすることがあります。これは誰が見ても分かることです。

他にも歯の動揺(グラグラする)が大きくなっていたり、目に見えない亀裂が入ったり、または歯の位置が変わってしまうこともあります。これらは、レントゲンでしか分からないこと、歯科医師にしか分からないことです。

そして外傷の多くの場合、何らかの処置が必要になります。

(2) 外傷を起こした場合どうしたら良い?


ぶつけたところを確認しましょう。

何かおかしいと感じたらすぐに歯科医院を受診しましょう。

万が一、歯が抜けたり折れたりした場合には、「抜けた歯、折れた歯を探して牛乳などに浸し歯科医院を受診するのが良い」と聞いたことのある方もいらっしゃると思います。正しい方法ですが、我が子の歯が抜けた時に冷静に行動するのは難しいことです。まずは歯科医院に連絡し、指示を仰ぎましょう。

(3) なぜ早く受診する必要があるの?


外傷の治療は時間との勝負です。外傷歯は神経が死んでしまったり、歯根吸収(歯の根っこが溶ける現象)を起こしたりすることがあります。また、乳歯の外傷の場合は、放置すると永久歯に悪影響を起こす場合もあります。

そのため、そのような症状が出ないように対策が必要です。早く処置すればするほど、その後の改善状況が良くなります。

(4) 歯の外傷を起こした時の親御さまの対応のポイント


  • 慌てない
  • 放置しない
  • すみやかに歯科医院を受診する